訪問診療と健康診断では黒字を出していたものの、がんカテーテル治療に注力する病床部門の赤字と管理部門のコストがそれらを上回る状態が続き、債務超過の状態でした。
打開の方策を見出すべく検討を重ねた結果、病床部門を閉鎖する方向で進めることになりました。
経営人材を投入し、訪問診療への注力、検査受託の拡大を図る
改革1年目は、病床部門の廃止を視野に入れながら、従来からの強みである訪問診療および検査受託業務の受注拡大に向けた取組みを推進しました。結果的に、両方の増収により入院診療の落ち込み等をカバーでき、損益は前年のマイナスからプラスへと転換しました。
病床を廃止、訪問診療・検査受託・検診に注力する
改革1年目は、病床部門の廃止を視野に入れながら、従来からの強みである訪問診療および検査受託業務の受注拡大に向けた取組みを推進しました。結果的に、両方の増収により入院診療の落ち込み等をカバーでき、損益は前年のマイナスからプラスへと転換しました。
入院診療収入は0になったものの(前年比-218百万円)、訪問診療、検査受託、検診の収益が増えたことで医業収入は維持。さらに病床廃止により人件費と材料費を削減でき、長年の医業利益赤字から約2億円の黒字転換を達成しました。
この経営改善によって、数十年ぶりにスタッフへの賞与支給が実現できました。